ダーツを始めてすぐに悩むのが、投げる時にどのようにダーツを持てばいいのかということではないでしょうか。
このダーツの持ち方のことをグリップと呼びます。

今回はグリップに基本について解説します。

グリップの種類は?

ダーツでは実は「これが正しい」というグリップの方法があるわけではありません。
そのためいろいろ試しながら自分に合うグリップを見つける必要があります。

代表的なグリップには以下のものがあります。

ツーフィンガー

親指と人差指の2本の指でバレルをつまむように持つグリップです。

最小限の数の指でダーツを持つことになるので指離れがスムーズな反面、安定性には欠ける傾向があります。
人差し指は第一関節付近を使う人、第二関節付近を使う人などがいます。

ツーフィンガーは最も基本的なグリップですが、常にグリップポイントや指の力を一定に保つ必要があり、
難易度が高いため、上級者に多いグリップです。

スリーフィンガー

親指と人差指の2本の指でダーツを挟んで、中指を添えるグリップです。

メインは親指と人差指で、中指は安定させるサポート役という意識の方が上手く投げられるでしょう。
ただ、安定させるのが目的にもかかわらず、中指の力の入れ具合や添え方によって乱れが出ることもあります。

投げやすいので初心者から中級者、上級者まで最もよく見かけるグリップです。

フォーフィンガー

親指と人差指の2本の指でダーツを挟み、中指と薬指を添えるグリップです。

ダーツに力を伝えやすく投げやすいので、初心者や中級者に多く見られます。
ただ、上級者でもフォーフィンガーで投げる人がいないわけでありません。

初心者がフォーフィンガーで投げる場合は力んで握り込みやすいので注意が必要です。

ペンシル

スリーフィンガーのように3本の指を使いますが、ペンを持つように中指を下から添えるグリップです。

これも自然で握りやすい形ですが、リリース時に中指でダーツを弾きやすいのが難点。
中指を引っ掛けることなくスムーズに投げられるという人であれば向いているでしょう。

重心を意識してみよう

ダーツの重心がどこにあるかは人差し指にダーツを載せてバランスが取れるところを探せばすぐにわかります。

グリップする際にはこのポイントを意識してみましょう。
重心がある位置を親指と人差し指で挟むのを基本として、自分の好みで重心をズラすこともできます。

前重心にする場合は重心よりやや後ろを、後ろ重心にする場合は重心よりやや前を持ちます。
これも自分のグリップを見つけるために役立ちます。

どこをどんな風に持つのが投げやすいのかを探してみましょう。

持ち方の力加減は?

グリップする時には力を入れすぎないことも大切です。

力が入るとリリースが遅れて下に打ちつけてしまうことがよくあります。
指だけでなく腕にも力が入ってしまうとさらにスローが安定しません。

もちろん、緩すぎるのもダーツがスッポ抜けてしまうことがあるなど問題がありますが、最初のうちは力を抜くことを意識した方がいいでしょう。

基本的に、上級者の挟む力はごく軽く、ほとんど触れているだけの人が多いようです。
強めのグリップをするタイプの人であっても力むということはありません。

構えてグリップを決める時はギュッと力を入れ、その後に力を抜いて軽く持つという人もいます。
これもまた自分のやり方を見つけるようにしましょう。

上達のためにはさまざまな種類のグリップで投げてみて、試行錯誤することも必要です。

そしてこれだというものが見つかったら、そのグリップを自分のものにしてしまいましょう。
緊張を強いられるような場面でも同じグリップ、力の入れ加減ができるようになればもう初心者卒業です。

TRiNiDAD PRO Gonzalez type 3

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